スタッフブログ
ゴールドコースト現地校の外国語授業
- 2021/02/17
- Mieko Pfitzner
- ゴールドコーストの学校生活,バイリンガル子育て
こんにちは。テイクオフゴールドコーストのフィッツナー美恵子です。
オーストラリアも、日本の学校(幼稚園)で英語の授業があるように、
Languages Other Than English(頭文字を取りLOTE ロート)という外国語の授業が小学校からあります。
チャイルドケア(幼稚園)によっては、日本人の先生が週に1回日本語の授業をする所も幾つか見受けられます。
また、あるハイスクールではジャパニーズイマージョンという全て日本語で授業が行われる特別クラスも設けられており、
外国語習得にも力を入れているようです。
私は普段、子供達には日本語で話をしています。
子供達は私の言っている意味を理解していますが、返ってくる言葉は英語です。
これを17年続けています。オーストラリア人の主人は挨拶程度の日本語は分かりますが、
他は全く分かりません。慣れたせいか、普段は特に何も言いませんが、
子供達と盛り上がっているのを見ていると、さすがに「英語で喋って」と言ってくる時もあります。
私の子供達が通っていた小学校では、小学5年生から週2日、日本語の授業がありました。
今は、その小学校では1年生から日本語の授業があるようです。
学校によって開始される時期や、言語の選択が出来る、日本語ではなく違う言語を勉強するなど、形態は様々です。
私の主人は、小学校はフランス語、ハイスクールはインドネシア語を習っていたそうですが、今は全く何も覚えていないそうです。
子供達が日本語に興味を持つようにと、日本人の先生が日本のアニメを描いたり、ギターで日本の歌を歌ったり。
遊びだけでなく、ひらがなの練習や日本語で自己紹介をクラスメートの前で発表していたようです。
「私の名前は〇〇です。ゴールドコースト出身です。〇歳です。趣味は〇〇です。犬を飼っています。犬の名前は〇〇です。
野菜は好きじゃないです。どうぞよろしくお願いします」という感じの自己紹介の内容で、
発表の前は独り言のように何度も同じフレーズを繰り返し言っていたのを覚えています。
季節の行事や文化を説明してくださり、私が「今日は節分で、豆まきをする日だよ」などと季節の出来事を話すと、
「日本語の授業で聞いた」と答えが返ってきて、少しでも日本の文化の理解が出来て嬉しく思いました。
息子には、日本語を覚えて欲しいと思い、日本語補習校を幼稚部(年長)と小学校1年生の2年間通い、
間が空いて4年生から数年、別の日本語学校に通い、ハイスクールでは日本語エクセレンスクラスに7年生から9年生まで入って、
日本語に触れてきましたが、今は全くです(汗)
日本で英語を習うのと同じで、実際に話せるようになるには本人の努力と興味が必要だと感じました。
この写真は学年集会で色々な国の衣装を着てクラス発表会をした時の一コマです。さすがマルチカルチャーの国ですね。
娘はスムーズに会話が出来るようになったのがプレップ(小学校準備クラス)で、4歳までは数少ない単語だけで意思疎通をしていました。
英語を話せないと学校でついていけないと思い、私が日本語で話す以外は、まずは英語を話せるようになってもらおうと思い
日本語補習校やその他の日本語学校などに入れませんでした。ハイスクール(中学生)になった今、日本語に興味を持ち、
学校で日本語の授業があるものの、漢字の勉強は独学で毎日練習をしたり、日本語学習のアプリを使って勉強しています。
いつか日本に行って日本語で会話をしたり、看板の文字を読んだり出来る日を楽しみにしているようです。
日本語や日本に興味を持ち始めたので、その気持ちを大切にしていきたいと思っています。
(写真は娘の漢字練習帳で、独学のため多少、文字が間違っておりますが、頑張って練習しています)
Mieko Pfitzner
TAKEOFF Gold Coast
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新学期始まる 日本とオーストラリアの学校の違いで驚いた事
- 2021/01/27
- Hitomi MATSUNO
- ゴールドコーストの学校生活
皆さんこんにちわ TAKEOFF Gold Coast 日本スタッフのHitomi です。
今週末は雪の予報の名古屋ですが、オーストラリアから届く写真は真夏の眩しい太陽に青い空!!
名古屋にいたら、全く想像がつかない〜!
そうなんです、やっぱり行かないと分からない事が沢山あるんですよね。
あのどこ迄も続く青い空、カラッとした空気、そこにいるだけでハッピーな気持ちになる!
そんな環境がGold Coastにはあります。
さて、そんなオーストラリアでは長い夏休みも終え、新学期がスタートし始めましたね(学校によっては明日から新学期スタートの学校も!)
名古屋市の小学校では、ざっくり言ったら今年の冬休みは2週間弱
オーストラリアの小学校は2ヶ月弱と、かなりの違いがありますね。
どちらが良いかは人それぞれといったところでしょうか。
今回は、私が感じたオーストラリアと日本の小学校の違いで驚いた事をお伝えしてみたいと思います。
まず、オーストラリアの新学期スタートは1月末。
Term1からTerm4までの4学期制。大まかに言うと、10週間学校に行き、タームの間には2〜3週間のお休みがあり、Term4の後には2ヶ月程の長い夏休みが待っています。
日本の3学期制とは新学期のスタート時期がずれる為、日本でその学年を終えてから渡豪する事を優先すると、オーストラリアのTerm2(4月)からスタートになり、
オーストラリアの新学期(1月)に焦点を合わせるなら、日本の学校を12月で辞めてくる事になります。
我が家はオーストラリアの新学期からスタートさせたいと思い1月に渡豪しました。
殆どの学校で、1週間程前にオリエンテーションが学校で開催され、ユニフォームの購入、新しい先生との面会、教室に入る事も出来ますし、放課後のアクティビティを選び加入する手続きや、今後授業で必要なノート等の受け取りをする事が出来ます。
オリエンテーションと言っても、日本で想像するような堅苦しい雰囲気ではなく、皆とってもカジュアルな装いで来て、学校が用意してくれるバーベキューや、マフィン、コーヒーを楽しみながら行われます。
コーヒー片手に、親御さんも教室に入ってきますから、いや、なんなら先生だってコーヒー片手にオリエンテーションを進める事もありますし、当初の私には軽いカルチャーショックでしたね。
もしもGold Coastの学校に行く事を決め、新学期からスタートする事を決めたなら、是非オリエンテーションDayに間に合う様に渡豪されるのをお薦めします。
どんなクラスメイトがいるかな?、先生はどんな人?どんな雰囲気の教室?少しでも分かっていた方が当日緊張し過ぎずに済むかなと思います。
当時の息子の教室には、ソファ、カウンターコーナーに用意された背の高い椅子、ビーズのふわふわの大きなクッション、明らかに生徒の数よりも少ない小さな椅子とテーブル、こんなセッティングの教室に初めて行ったら、え???どこに座ったら良いの?本当にここは教室?なんて思うかもしれません笑。
実を言うと、私たちはこのオリエンテーションDayに参加せずに初日を迎えましたので、当日は教室を探すのも一苦労、車をどこに止めたら良いのかも分からない、日本の学校の様に、初日は始業式があるの?そう言えば時間割をもらってないけど今日は何をやるの?と不安だらけ。
前日に、オーストラリアの学校はきっと楽しいよと気分だけ盛り上げておきましたが笑、不安たっぷりの私の雰囲気が子供に伝わったのか、『学校行きたくない』と息子に言われてしまい、更にてんぱる私でした。
こんなに大きなリュックを背負っていますが、中身はお弁当と水筒だけです!日本の様に、お道具箱を用意したり毎回重たい教科書を持ち帰る事も、低学年のうちは殆どありません。
オーストラリアの学校では、大げさに言ったら、教科書より帽子の方が大事かもしれません笑
この帽子を忘れると、外に出る事が許可されません。体育も見学でした。日差しの強いオーストラリアでは、サンスクリーンも常に教室にあり、自由に塗る事が出来ました。
入学当初、こんな感じで斜め掛けして水筒を持って行きましたが↓(日本の小学生に良く見かけますよね!?)でもオーストラリアには、こんな子いませんでした笑。
さてこんなスタートで、我が子達はオーストラリアでの小学校生活が始まったわけですが、日本の様に始業式の様なセレモニーはありません。もちろん初日に先生と写真を撮ったり、アクティビティが多めではありましたが、それが終われば普通に授業が行われていました。
毎週月曜日は3学年合同で行われる朝礼(assembly)があり、こういった行事も親が気軽に学校に出向いて参加する事が出来ます。(現在はコロナの関係で親も学校に気軽に入って行けません)
最初の頃は、いったい子供達がどんな学校生活を送っているのだろうと知りたくて、私も学校に行っては色々な行事に参加しました。
Assemblyではいわゆる校歌を歌う時間もありますが、歌詞を渡される訳でもなく、歌って覚えよう!といったノリでした。音楽の先生がギターを引き歌うのですが、ギターも上手、歌声も素敵!!
スタンドマイクで先生は熱唱!それはそれは、子供だって踊りたくなります笑。人差し指を上にあげて元気よく行こう!そんな笑顔溢れる朝礼でした。
日本の小学校の朝礼にも参加させてもらった事がありますが、基本的にはKeep silenceですから真逆ですね。
そして最後にもう一点、驚いた事を書いて締めくくろうと思います。
オーストラリアの学校内にはタックショップ(日本で言う購買)があり、ランチを当日買う事も出来ますし、休み時間にドリンクやスナックを買って楽しむ事も出来ます。
タックショップ横にはカフェが併設されている学校も多く、親も利用する事が出来ます。私も時々コーヒーを買って帰りました。こんな雰囲気は日本なら大学構内を想像するかもしれませんね。
学校にも慣れお友達も出来始めた頃になると、息子が、早く学校に行こうよ!だってねホットチョコレートを飲みながら、お友達と遊ぶ約束をしたんだ!と言ってきました。
それから時々、1ドル50セントを握りしめ、朝早くに学校のタックショップに行き
マシュマロ付きのホットチョコレートを手にしながら、朝のチャイムが鳴る迄、お友達との時間を楽しんでいました。
『座って飲みなさい!』『カフェで飲み終えてから教室に行ったらどう?』と言う私に、
息子は、『教室に入る前に飲み終えて、ちゃんとゴミ箱に捨てれば問題ないんだよ!』とすっかりその国の
ルールにとけ込んでいる様でした。
校内は自然豊かで、アヒルの赤ちゃんがお母さんアヒルの後に続いて校内を歩いていたり、今朝はグラウンドの奥でワラビーを見たわよと先生が教えてくれたり、(はたまた蛇を踏んじゃったの〜と聞いた事もありますが)日本では、なかなか味わえない経験をさせてもらえた事に、今振り返れば、感謝で一杯です。
移民国家であるオーストラリアで、沢山の人や文化に触れ、様々な経験をする事が出来るのは、子供達にとって、英語はもとより、今後の人生に大きな財産となって残ってくれると信じています。
戦うのは、隣の席の子ではない、世界はもっと広いよ!と、オーストラリアにいる時に、いつも感じていました。
コロナが落ち着いて、また世界を見て感じる事が出来る日が来たら、やっぱりGold Coastに真っ先に行きたいと思う位、魅力溢れる町です!
そんな日が来る迄、健康には気をつけて、コロナ感染対策もしっかりとして行きたいと思います!
皆様もご自愛くださいませ!それではまた!
ゴールドコーストの年末年始の様子
- 2021/01/06
- Mieko Pfitzner
- ゴールドコーストの学校生活,ゴールドコーストの暮らし,バイリンガル子育て
ゴールドコーストのスタッフ、フィッツナー美恵子です。
明けましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしされましたか?
ゴールドコーストは雨の多い年末年始で、いつもに比べて多湿です。
12月31日は、毎年花火があがり、海辺で見る事が出来ていました。
今回は、サーファーズパラダイス・ブロードビーチという
ゴールドコーストのメインの場所は中止となりましたが、
他の場所数か所は花火があがったようです。
事前に花火観覧のチケットを手に入れた方が中に入り見る事が
出来ましたが、私は今回行かずに自宅でのんびりと大晦日を家族と過ごしました。
花火やイベントなど制限があると、以前まで普通にしていた事の有難みを感じますね。
こちらの花火の写真は2019年サーファーズパラダイスで見た時のものです。
年が明けた1月1日は、ショッピングセンターはほぼ開店し、
チャイルドケア(保育園)は1月4日(月)から始まっています。
小・中・高校は学校により11月下旬~12月上旬頃から
1月26日までサマーホリデーで、今は丁度中盤辺りとなります。
オーストラリアの新学期は1月下旬です。
これから学校が始まるまでの間にお店に行くと、
下記のようなBack to Schoolという広告が目に入ります。

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学年度末に学校より次の学年に必要な1年分の文房具リストが送られ、
・学校の指定文具店で必要なものをオンラインで購入し、自宅など指定場所に配達して頂く
・オンライン購入をせず、自分自身でお店に出向き、リストを見ながらノート・ペンなどを揃える
など、その人のニーズで新学期までに必要な物を用意して、初日や学校の始まる数日前に事前に持って行きます。
その学校・学年によりノートパソコンやipadなども学校の授業で使用するので
個々で用意する必要があります、また、小学校から制服があるので、
学校のユニフォームショップに行き、制服を購入したりなど。。
これから学校が始まるまでの間に色々準備をされる親御さんが多くなってきます。
学校で使うノートの表紙は柔らかくて、扱いが雑だと、ボロボロになるので、
そうならないよう、ノートが何十冊もある中、保護シートを1冊ずつつけて持たせる人もいます。
左側がカラフルな保護シートを付けたノート、右側は保護シートをつけていないノートです。
カラフルで少しでも楽しく勉強が出来ると期待をして、夜な夜な保護シートを付けた事を
思い出しました(笑)
それでは、今年もどうぞよろしくお願いします🎍