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代表ブログ

子どもたちがオーストラリアの小学校に転校した日

  • 2021/04/12
  • Tomoko INUKAI
  • ゴールドコーストの学校生活,ゴールドコーストの暮らし,バイリンガル子育て

こんにちは。TAKEOFF Gold Coastの犬飼です。

ご縁を頂いてこの仕事を始める際に、背中を押してくださった方から、私自身が「子どもの留学や移住の体験者であること」が最大の武器であると教えられました。留学生本人の気持ちや、そのご両親の気持ちを考える上で、よくそのことを念頭に置いています。

期間が2週間であろうと1年であろうと、どれほど世の中がオンライン化で身近に感じられようと、日本を飛び出してオーストラリアへ渡るとき、そこには確実に7000キロの距離があり、日本にいては決してわからない別の世界があります。

ご迷惑をおかけします、と頭を下げた私に突き刺さった担任の先生の言葉

長女は、小学校3年生での転校でした。小学校は日本の学校へ通学していましたが、「オーストラリアへ移住するとは夢にも思っていなかった」からこそ、1歳から6歳までは名古屋市内のインターナショナルスクールへ通わせていたので、英語がまったくできなかったわけではありません(実際には、卒園後の2年間で随分と英語力は落ちていましたが別の機会に記載します)。

それでも、「日本から来たばかりでオーストラリアの学校生活も言葉も理解できない。先生やお友達にもたくさん迷惑をかける」そんなことばかりを考えていた私は、転校初日に「娘は英語がほとんどできません。お手数をおかけします。すみません」と、担任の先生にあいさつをしました。

すると、先生は「お母さんは今、なぜ私に謝ってるの?」と不思議そうな顔をしています。

「え?その…娘は英語がわからなくて。きっとご迷惑をおかけします」
「えー?私だって日本語ができないわよ!ハハハ」

そして、先生は娘に向かってこう言いました。

「○○ちゃん、この学年で日本語が話せるのは○○ちゃんだけだわ!私たちってなんてラッキーなの。日本から来たあなたから直接日本語を教えてもらうチャンスがあるなんて!」

「さあ、みんな。このクラスはなんてラッキーなの!(Year3の)5クラスの中で唯一、日本語の先生(娘のこと)がクラスにできたわ。そしてみんなは○○ちゃんの英語の先生になるのよ!」(クラス一同大盛り上がり)

こうして、あっけに取られている私をよそに、娘は教室の中に入っていきました。

(娘は、英語が話せない子ではなく、クラスの中で唯一日本語が話せる子。そうか、その通りだ。なんてポジティブに受け入れてくれたんだろう。私はなんで謝っていたんだろう…)

この転校初日の娘の担任とのエピソードは、本当に今でも私のオーストラリア生活の原点であり、日本とオーストラリアの考え方の決定的な違いを身をもって「体験」した瞬間でもあります。

日本から転校してきて間もない娘が学校からもらってきたのは「今週のスター賞」。内容は、”新しい学校で頑張ってるね”とそれだけのことですが、「認めてもらえた」ことがうれしい。

評価の軸は本人。できないことより、まずできることを探してくれる先生たち

このエピソードに代表されるように、オーストラリアの学校の先生たちはいつもポジティブ(肯定)から始めてくれる印象です。その後の数年間を経ても、「これができていない」という連絡よりも「こんなことができている、できるようになった」そんな報告が多いです。

また、その「できている、できるようになった」の基準軸は「本人」なので、他人と比べて(平均と比べて)劣っていたとしても、本人にとって「できなかったことが少しでもできるようになった」部分が評価されます。わかりやすく言うと、相対評価ではなく絶対評価です。もちろん、テストの点数や順位などは相対評価のものもありますし、学校としてもそこを重要視していないわけではありませんが、小学校の教育現場においては、周りと比べず、本人の成長を暖かく見守ってくれる印象があります。

オーストラリアにいると、驚くほど自己肯定感が高くポジティブな人たちに出会います。よく言われますが、日本人の(古来の)性格やたたずまいとはある意味真逆です。

ですが、子どもたちの学校生活を通じて、「できないことよりもまずできること」「昨日より今日できるようになった部分」を認められる世界で、たくさん褒められて自信をつけていけば、少し苦手なことや嫌なことに対しても「できるかもしれない。頑張ってみよう」という気になるのかもしれません。

毎日泣きながらの通学開始となった長男(新1年生)。帰りはいつもこんな様子でマイペース。

TAKEOFF Gold Coast
Tomoko INUKAI

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オーストラリアに長期留学するなら公立?私立?

  • 2021/03/16
  • Tomoko INUKAI
  • ゴールドコーストの学校生活,バイリンガル子育て,長期親子留学

こんにちは。

今日は、長期留学(学生ビザの必要となる13週間以上の留学)のご相談をお受けする際に、最もよく聞かれる「公立と私立の違い」について書きたいと思います。今回は主に小学生を例に、費用面の差についてご紹介します(具体的なカリキュラムの違いなどについてはまた別にまとめます)。中学・高校生の場合は、下記に提示した費用よりも留学生の学費はさらに高額になります。

 

数でみるクイーンズランド州の私立と公立の状況

関東や関西圏の大都会を除けば、日本では小学校から私立という選択肢はそんなに多くありません。

しかし、オーストラリアには、非常に多くの私立一貫校(幼稚園から高校まで)と公立があります。例えばこのクイーンズランド州の数字を確認すると、公立小学校922校、私立小学校361校(ともに2021年現在)となっており、クイーンズランド州全土でみても公立の半数近い私立小学校が存在し、小学校から私立ということは珍しくありません。

また、当然ながら私立は都市部に集中していますので、ブリスベンやゴールドコーストなど、留学生が多く滞在するエリアに限定すると、私立と公立の数の差はさらに比率が近くなります。また、公立の中でも留学生(留学生本人の学生ビザで留学する場合)が通える公立は限られているという事実も含めると、ブリスベンやゴールドコースト周辺であれば、選択肢として考えられる公立と私立の数はほぼ同数であると言えます。

 

留学生にとって最大の違いは何といっても「学費の差」

では、何が違うのかというと、感覚的には、日本で感じる私立と公立の差に変わりはありません。設備やカリキュラムに特徴があったり、アフタースクールなどの課外活動の充実、スクールバスや制服などの「私立らしさ」は当然あります。

ローカル生や就労ビザなどの親に付帯してくる外国人の子ども(例外あり)については、当然ながら公立は「無料」です。日本のように学区が定められており、原則として居住区の学校に通学することになります。

しかし、留学生として通学する場合は、クイーンズランド州の場合は、公立小学校でも年間約15,000ドルの学費が発生します。

私立の場合、ローカル向けの学費は年間約5,000ドルから20,000ドル超えまで学校によって様々ですが、留学生として通う場合の学費は、こちらもローカル生とは区別されており、ローカル生の学費と比べて2倍から3倍に設定されています。

(実例)
私立K小学校
ローカル向け授業料年間約6,000ドル、留学生向けの学費年間約18,000ドル(約3倍)
私立S小学校
ローカル向け授業料年間約14,000ドル、留学生向けの学費年間約28,000ドル(約2倍)

留学生が通うにあたり、公立より安い私立はないため、例えば、最も安く通える私立と公立を比べた場合、2,000~3,000ドル程度の差額が出ます。これはあくまでもお子さま1名の場合ですので、ご兄弟で通学される場合は、公立と私立の年間当たりの支出の差はさらに大きくなります。

 

留学生としての学費の差よりも、実際に「差」がある

長期留学を検討されている方にとっては、学費を含め生活費や家賃など様々な費用を可能な限り抑えたいと考えられると思います。単に1円でも安くしたい場合には、上記の結果を踏まえて、公立を選択されるのがベストです。

むしろ公立であってもスポーツや第二言語などで公立ならではのカリキュラムで特徴を持つ学校も多くあります。追ってご紹介しますが、とにかく優れたプログラムを実施している公立も多いです。また、日本でもそうであるように人気の学区や優秀な学区など、それぞれの特色もありますので、それらを見極めながらお子さまに合った学校選びを進めることができます。

しかしここで見方を変えると、公立というのは、ローカル生にとっては誰でも「無料」で通える学校です。そこに、留学生という理由だけで年間約15,000ドルの学費が課されます(もちろん、ローカル生の親は国に税金を納めているので巡り巡ってその学費の一部は負担していると言えるかもしれませんが)。

誰でも無料で通える公立に日本からの留学生として年間約15,000ドルを支払うか、設備やカリキュラムがより整っている私立(特に私立は競争が激しいため常に進化している)に年間約20,000ドルを払うかということを検討する場合、ここでの差額は5,000ドルです。

しかし、仮に私立A小学校のローカル向けの学費が10,000ドルだった場合、ローカル生から見た公立と私立A小学校の差額は年間約10,000ドルです。この数字が実際の差額と言えます。「差額=価値の差」ではないものの、そこには、必ず一般論として学費の差に裏付けられただけの付加価値が私立にはあると思います。

このような状況を面談等でご説明させて頂くと、限られた留学生活をより充実させるという目的でも、公立ではなく私立を選ばれる方が多いのが現状です。

 

公立と私立の学費の差をどこにどう使うか?

一方で、その差額を私立に支払うのであれば、通学先は公立にし、その分少しでも長くオーストラリアに滞在したいと考える方も、その分を現地での習い事やオーストラリアでしかできない他の体験に使いたいと考える方もいらっしゃいます。

時間やお金に制限がない場合を除けば、限られた予算や留学期間の中でどう過ごしたいかという点は、公立か私立かを選ぶ際のポイントになります。学費やNAPLAN(オーストラリアの全国統一学力テスト)の結果など、数値化された学校の評価も参考にしながら、その裏に、見た目には測れない留学中の価値もあることを理解し、時間・経験・お金などのバランスの中でどこにプライオリティーを置くのかをきちんと見極めて検討する必要があります。

 

「留学した」という事実ではなく、留学中に「どのような時間を過ごすか」ということを考えて学校選びを

親子留学や大人の語学留学などで、皆さまと面談を繰り返しさせて頂いている中で、「留学=海外に行くこと」そのものが目的になっている方もいます。

それはそれで勇気のいることであり、素晴らしいことなのですが、せっかく日本を飛び出してくるのであれば、留学中に何をしたいか、何を学びたいか(英語が目的ではなくても全然OKです)、その中身を充実させる方法をもう一歩踏み込んでイメージしてみると、こういった学校選びのシーンでも、ベストな選択に近づけるのではないでしょうか。

私立・音楽ホールなどの設備が民間に貸し出せるレベルで整っていることが多い

私立・こちらのスイミングプールも学校内のもの。オリンピック規格を満たし、国際大会ができる仕様です

公立・日本からの留学生の受け入れも多く、ゴールドコーストのローカルにも人気の公立・Varsity Lakesの校内。

公立・ブリスベン中心部にあり、外国からの赴任者が多く、国際色が強いEast Brisbane。歴史的な建物が印象的な小さな学校だが、30か国以上の国の子どもが通学している。

小学生のうちは学校によって学習内容の大差はないものの

こうしたブログを書いていても常に悩んでいる点の一つが、お客様の長期留学の目標や目的によって、私たちがお勧めする学校や環境が違ってくるため、留学に関して万人向けの回答がないことです。

今回は、一番わかりやすい学費面での差についてお話をしましたが、具体的な点も今後、公立と私立との違いをご紹介できればと思います。

また、IBなどの特別なカリキュラムに興味がある場合を除いて、小学生のうちは、学習面そのもので大きな差があるとは言えません。宿題もなく塾もないこの国で、小学生は学校が終わると好きなことをして過ごしています。

しかし、留学が3年以上の場合など、長期的にこちらでの滞在を目指す場合には、中学生(Year7)以上での学習面も見据えて小学校選びを検討していく必要もあります。このあたりの視点も、1年の留学か、4‐5年の計画かなど留学予定の期間から必要となるポイントです。

 

 

TAKEOFF Gold Coast
Tomoko INUKAI

「朝ごはんをしっかり食べなさい」は、オーストラリアで必要ない?

  • 2021/03/03
  • Tomoko INUKAI
  • ゴールドコーストの学校生活,ゴールドコーストの暮らし

皆さん、こんにちは。TAKEOFF Gold Coastの犬飼です。

オーストラリアの新しい学年が始まって5週間。現在は、Week6に入っています。Week10まででTarm1が終わるので、早くもTarm1の半分が過ぎました。今は日本でいう5月病の時期にあたりますが、なんとなく新年度の緊張もほぐれて常態化した日常に加え、最近のゴールドコーストは天気も定まらず、周りにも体調を崩す人や疲れの溜まっている人が多い気がします。

 

3月から秋へ

また、まだまだ暑い毎日ですが、暦の上ではオーストラリアでは、3月から「秋」です。街中のいたるところで、Autumnの文字を見かけます。

 

オーストラリアの学校生活

さて、今日は、そんな日常の中からオーストラリアの子どもたちの学校生活についてご紹介します。地域や学校によって違いがありますが、一つの例としてお読みください。

息子たちの学校の場合、始業時間は朝8時30分。下校時間は午後3時から3時20分です。基本的にはクイーンズランド州の法律で13歳になるまで親の送迎が義務付けられているため、基本的には、子どもが一人で勝手に学校に行くということはありません。登下校は親の送迎かスクールバスになります。

息子たちの学校は、朝7時30分から子どもをドロップオフすることができます。この時間から校内各所やプレイグラウンドにスーパーバイザー(子どもたちの安全を見守る先生やスタッフ)が配置されています。“オーストラリアあるある”なのですが、このスーパーバイザーは、コーヒーを片手に朝食をほおばりながら子どもたちを見ています。

また、こちらでは子ども大人問わず、早朝の活動が非常に盛んです。小学校でも朝は7時過ぎから部活(任意で参加するスポーツや音楽・ディベートなどの時間)が行われており、実際には朝7時ごろにはすでにたくさんの生徒や先生が校内で活動しています。

次男3歳時クラスのモーニングティー。チーズやクラッカー、フルーツや野菜スティックなど。アボガドをスプーンでそのまま食べている子もいました。

学校内のカフェ。朝ごはんをここで食べてから教室に行くこともできます。息子が食べているのはオーストラリアのソウルフードミートパイ。

食べている写真ではありませんが、基本の活動は「床」ベース。食事もこのような感じで、地面で食べています。

日本のシリアルも購入することができますが、非常に高いです!日本定価の約3倍ほど。

スーパーの1列丸ごとシリアルが並んでいます

日本で売られているものよりも、ひと箱が大きい!

オーストラリアの学校では1日に何度も食べる機会がある

さて、朝子どもたちを送り出すまでバタバタなのは日本もオーストラリアも同じですが、日本では、家を出たら給食の時間まで何も食べることができないので、母親としては朝ごはんをしっかり食べさせることに気を使います。

私自身も日本で小学生ママを経験しているので、よく「朝ごはんはしっかり食べなさい」と言っていました。もちろん、おなかが空く空かないという問題よりも、朝ごはんをしっかり食べることから始まる「規則正しい生活」は、日中の学習や運動の能力向上という観点で大切だと認識されていることも理由の一つです。

しかし、ここオーストラリアの学校生活ではどうでしょうか。

モーニングティー(10時30分ごろ)・ランチ(13時ごろ)・スナックタイム(適時)など1日に3回は食事や軽食の機会があります。朝や夕方、学校内ですれ違う子どもたちは、歩きながら何かしら食べていることがほとんど。先生たちさえ、校内を歩きながらモグモグしています。

そもそも、歩きながら(または何かしながら)食べることに対して「お行儀が悪い」などという概念がなく、むしろ「効率が良い」ぐらいに思っているのだと思います。

 

お腹が空いたときに食べればいいという穏やかな考え(?)

また、こちらでは、小学生のうちから校内にあるタックショップ(売店)で、朝食やおやつ、ランチを購入することができます。売店にはホットドッグや寿司、ポテトなどはもちろん、アイスクリームやチップス、クッキー、ジュースなどがずらりと並んでいます。

つまり、これらの状況から、オーストラリアでは、登校前の朝ごはんをしっかり食べる必要などなく、私(The日本人)のように、朝からガミガミ言いながら子どもたちに朝ご飯を食べさせるという使命はないのです。

上記以外の時間でも、低学年のうちは(高学年になるとさすがにある程度の規律下に置かれる)、授業中や休み時間におなかが空いたと言ってリンゴやクラッカーをかじっている生徒を見かけます。以前、息子の学校でボランティアをしていた際に、息子のクラスメイトが朝食を取らずに学校に来て、1時間目が始まる頃に「お腹すいた」と担任に伝えたところ、「じゃあ、授業聞きながらなんか食べたら?」と言われていてかなり驚いたことがあります。

※何でもかんでもわがまま放題・好き放題が許されているというわけではありません。念のため。

 

オーストラリアの定番朝ごはんは、シリアルにフルーツなど。

そんなオーストラリア人家庭の朝ごはんで定番と言えば、シリアル。スーパーのシリアルコーナーの充実っぷりは相当です。大人向けから子ども用まで100種類以上は並んでいます。

私も仕事柄、オーストラリア人家庭のママに朝ごはんは何が多いか聞くのですが、感覚的に約8割はシリアルと答えています。いずれにしても軽めの印象です。

 

給食が待ち遠しいあのワクワクはここにはないけれど…

日本で育った私には、日本とオーストラリアどちらのメリット・デメリットも理解できる状況にありますが、とってもシンプルに「お腹が減ったときに食べる」「1日に何度も食べる」スタイルは、子どもにとっては楽そうです。

またの機会には、こちらのランチ(お弁当)事情などもご紹介したいと思います。

 

 

 

Tomoko INUKAI
TAKEOFF Gold Coast代表

留学に関するご相談は無料です。いつでもお気軽にこちらからお問い合わせください。

家族でオーストラリアへ移住した日

  • 2021/02/16
  • Tomoko INUKAI
  • 海外移住・家族移住について

皆さん、こんにちは。

バレンタインが終わり、日本では次の行事はひな祭りですね。こちらでは、バレンタインの後は、3月下旬から4月上旬のイースターに向けてお店が飾られています。イースターについてはまたご紹介したいと思います。

さて、私たちの家族移住についてはよく聞かれることでもありますし、間もなく丸5年を迎える節目ということもあり、少しずつここに書き溜めていきたいと考えている大きなテーマの一つです。家族での海外暮らしと言っても、期間の決まっている「留学」「海外赴任」に比べて「移住」は、準備から現地到着後までたくさんすべきことがあります。

今後、少しずつですがこちらでご紹介する内容がこれから海外移住を検討される方や、具体的には決まっていないけれど一つの選択肢として興味のある方の参考になればと思っています。

私たちの場合は、移住準備に約1年半ほどかけましたので、そのあたりも後日じっくりご紹介したいと思いますが、今日はまず、日本を出た日を振り返ります。

 

2016年3月28日 日本出発

スーツケース7個と段ボール箱4つ、家族5人で約200キロの荷物を抱えて中部国際空港から出発しました。まずは国内線で成田空港へ向かいそしてジェットスターの直行便でゴールドコーストです。

当時の子どもたちは、3歳・6歳・8歳。末っ子にはまだベビーカーも必要な時期で、文字通りの大移動となりました。家族や友人が空港まで見送りに来てくれていたので、実際には人手はあったのですが、ご覧の通りです。

 

渡豪は子どもたちの卒園や学年修了のタイミングで

オーストラリアの新学年は日本より3か月早く毎年1月に始まります。新学年スタートのタイミングにこだわる場合は、日本では、学年の途中(2学期修了まで)で渡豪しなければならず、どのタイミングで移住するのかは、私たち自身も非常に悩みました。また、長期留学のお客様の多くも悩まれるところです。

我が家の場合は、長女が小学校2年生、長男が年長、次男が3歳(年少前)でした。当時は、1月スタートの入学に間に合わせたいと思った一方で、長男の幼稚園卒園という節目も大切であると考え、相当悩みました。

結局私たちは、子どもたちがきちんと日本で一つの節目を迎えてからオーストラリアでの新生活をスタートさせることに決め、3人とも各学年の修了・卒園を終えて、3月末に渡豪することを選択しました。この場合、4学期制のオーストラリアでは、2学期(4月)からのスタートになります。

結論をお伝えすると、この選択でよかったです。様々な事情で転校が珍しくないオーストラリアでは、学年途中の転校生は普通のことで、まして海外からとなれば、とくにアジア圏からの転校生は4月スタートが最も多いとのこと。その通り、一切問題がなく、オーストラリアでの学校生活を2学期からスタートすることができました。

日本での学年修了や、卒園を仲間や先生方ときちんと済ませたことで、子どもたちの中でも新生活へのけじめになったと思っています。

空港へ向かう大型タクシーの荷物

空港移動はご覧の大荷物!

ゴールドコーストに住むなら一度はオーシャンビュー

新居で暮らせるようになるまでの仮住まいには、海の目の前のコンドミニアムを選びました

直行便があることや時差が少ないことは移住や親子留学の強い味方になる

ゴールドコーストまでは、成田からの直行便で約9時間。夜日本を出て朝、ゴールドコーストに到着します。または、羽田や成田からブリスベンへの直行便も出ています。

ゴールドコーストやブリスベンがあるクイーンズランド州と日本は、時差がわずか1時間しかないので、子ども連れにも移動の負担が少なく、短期の日程でも行き来しやすいことが特徴です。

また、直行便があることで、日本への行き来がしやすく、また親子留学などで母子が長期に渡って現地にいる場合も、日本からお父さんが連休などを利用して日豪間を行き来しやすくなり、家族のコミュニケーション・距離を保ちながら、長期で留学する一つの形として非常に優れた環境であると思っています。

 

新居は渡豪前に不動産屋さんと決定しておき、セットアップの間はコンドミニアムで仮住まいを

こちらでは家具付き・家具なしの賃貸を選ぶことができますが、私たちは、短期滞在ではなく家族での移住ということだったので、家具や家電はすべて好きなものを買い揃えるために家具なしの家を選びました。

そのため、到着したその日から新居で暮らすことは難しく、まずはコンドミニアムを予約しておきましたので、空港から大量の荷物とともにコンドミニアムに向かいました。

新居の選び方などの詳細は別の機会にまとめますが、この仮住まいとなった2週間は、せっかくのゴールドコースト暮らしにふさわしく、海の見える場所を選んで、Main Beachという場所のコンドミニアムに滞在しました。この時点では、まだまだ旅行者気分で、毎日はしゃいでいたことを思い出します。

 

Tomoko INUKAI
TAKEOFF Gold Coast代表

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ライフセーバーのジュニアトレーニング・ニッパーズ

  • 2021/02/12
  • Tomoko INUKAI
  • オーストラリアの習い事,ゴールドコーストの暮らし

皆さん、こんにちは。

2月も半ばに入りましたが、まだまだ夏真っ盛りのゴールドコーストから、今日はオーストラリアならではの習い事としてニッパーズについてご紹介します。

オーストラリアでも、日本と同じように子どもたちの様々な習い事がありますが、お国柄や土地柄からかスポーツ系(屋外系)の習い事が盛んです。基本的に日本の小中学生が放課後に通うような、塾という塾はありません。

先日も、スタッフHitomiがサッカーの習い事事情について詳しくブログに書いています(詳しくはスタッフブログをご覧ください)。

 

ニッパーズって何?

今回ご紹介するこのニッパーズという言葉はあまり聞きなれないと思いますが、簡単に説明するとライフセービングのトレーニングを行う6歳から13歳までの子どもたちのことで、海の危険について学び、次に海での自分自身の守り方を知り、砂浜での体力トレーニング、そして最終的には海で人を助ける術までを年齢ごとに段階的に進んでいきます。

13歳のトレーニングを終えた後は、海の知識に加えて救命措置や体力試験をクリアし、試験に合格すると、実際にビーチでパトロールを行うことができます。これらの資格試験は、さらに年齢や知識、経験の段階的にレベルがあり、突き詰めていくと最後にはプロのライフセーバーとして働くことも可能です。

実際には、そこまで目指している人たちよりも、水辺の多いゴールドコーストで暮らす以上、最低限の知識と体力をつけさせるべく習わせている家庭が多い印象です。

ニッパーズの様子

ニッパーズのシーズンなど

シーズンは、毎年9月から翌3月までの半年間で、所属クラブにもよりますが、基本的には毎週日曜日の早朝に2時間程度トレーニングが行われています。

親はボランティアとして一緒に海に入ったり、トレーニング後のバーベキューを手伝ったり、一緒にその地域(ビーチエリア)の活動に参加する機会が多くなります。

さて、息子は今年で3年目のニッパーズ。ゴールドコーストの強い波にも恐れることなく、たくましく遠泳やボディボードのレッスンをこなしています。蛍光ピンクのラッシュガードに特徴的な白と黒の帽子、そして日焼けした顔を見るたびに、「ゴールドコーストらしいよい習い事の機会だなあ」と思っています。

残念ながらこのニッパーズに関しては、シーズンを通しての申し込みとなるため、留学生などの短期滞在者が単体(1回ごと)での参加ができないのですが、シーズン中であれば毎週日曜日の朝、ゴールドコーストのビーチに出ればその様子を眺めることができます。

興味のある方は、ぜひ、私たちにお尋ねください。

 

Tomoko INUKAI
TAKEOFF Gold Coast代表

TAKEOFF Gold Coastでは現在、学生ビザでの入国となる長期留学生(13週間以上)のみ新規お申し込みを受け付けています。観光ビザでの入国となる短期(12週間以下)の留学希望者に関しましてはオーストラリアの国境再開決定後に募集を再開いたします。

ゴールドコースト・ブリスベンに関する各種留学相談は無料です。ご興味のある方はいつでもお気軽にお問い合わせください。

新年度4日目に息子の担任(男性)が育児休暇開始

  • 2021/02/03
  • Tomoko INUKAI
  • ゴールドコーストの学校生活,ゴールドコーストの暮らし

こんにちは。

8週間の夏休みが終わり、先週から新しい学年がスタートしました!準備万端で初日を迎えたはずが、始まってみればバタバタといういつも通りの1月末となりました。

こちらでは特に入学式や始業式があるわけではないので、初日から「いつも通り」の授業スタートではありますが(娘は初日の時間割に水泳の授業がありました!)、新しい教室と先生、クラスメイトにわくわくするシーズンです。

新学期の写真

フォーマル(右)とスポーツ。日替わりでどちらかのユニフォームを着て登校します。帽子は必須。なければ外で遊ばせてもらえません。

Year3の新学期。クラスの前がこんなにカラフルに飾られていました。オーストラリアの教室は、いつもカラフルなイメージ!

フォーマルユニフォームの日に履くフォーマルシューズ。重くて硬いしっかりしたシューズです。履き心地はどうなのかな?

新学年開始前に学校から受け取る文房具セット。一つ一つに名前を書いて持っていきます。一度持っていくと、学年が終わるまで1年間家に持って帰ることはありません。

さすがオーストラリア!のエピソード

先週1月28日(木)に新学期が始まり、最初の週は2日間だけの登校だったため、いよいよ今週から本格的な学校生活が始まっています。さて、そんな中で今日は息子(Year6)の担任の先生(男性)のお話です。

この時期は、毎日、帰宅する子どもたちに「今日はどうだった?」と話しかけると、次から次へと「こんなことがあった、あんなことがあった」と学校の話をしてくれるのでとても楽しみにしているのですが、月曜日(新年度3日目)に帰宅した長男が「ママ、先生はね、3人目の赤ちゃんがもうすぐ産まれるから、ワイフのヘルプをするんだって!だから2週間学校に来ないよ」と教えてくれたのです。

翌朝には、その担任から「妻が間もなく3人目の子どもを産むので、今日から2週間産休を取得します!」というメールが届き、その間の代理の先生について案内がありました。

 

お父さんの育児参加は当たり前

もともと共働き家庭の多いオーストラリアでは、子どものことや家のことをお父さんがするのは当たり前で、平日の幼稚園や学校のお迎えも、半分近くがお父さんです。今では随分その様子に慣れてきたとはいえ、当初は、午後3時にお迎えに来れるお父さんたちって一体何者?…と非常に不思議だったことを覚えています。

そして今回の担任の産休取得宣言。「新しいクラスのスタート4日目から男性担任が産休?!」という思いが一瞬頭をよぎってしまったのですが、子どもが産まれるということに学校(職場)のタイミングは関係がないし、実際に出産をする女性ならまだしも男性があえてこのタイミングで休暇を取るのかと思ってしまったことにも、自分自身、(ああ、いまだに私は日本的かつ古風な考えが根底にあるんだな)と反省してしまいました。

なぜなら、当事者である長男はもちろん、わが家の子どもたちにはこうした状況に疑問や違和感が一切発生しておらず、お父さんだから仕事をお休みしてワイフや上の子のお世話をするのは当たり前。むしろ新学年開始早々自分の担任に子どもが生まれることが楽しみでしょうがないといった様子だからです。

 

日本で育った私たち(親)とオーストラリアで育っている子どもたち

私の世代は、もちろん親の世代やその前の世代よりは、男女平等の時代なのかもしれませんが、少なくとも高校や大学のころに「これからは男女平等の時代」と説かれている時点で、「男女平等ではない時代(国)」に生きていました。大人になってから諸外国の状況を文字で知らされ、こうした考えこそが新時代だと詰め込まれてもなかなか感覚的に落ちないところがあると思います。

しかし、こうして子どものころからこれが当たり前の中にいると、何も難しいことはなく、ただそれは日常でありUsuallとして根付いていきます。誰にも教えられたわけではなく、自身の経験が一つ一つ積み重なって価値観を形成している。これは学ぶより体験するということが言語習得の近道であるように、これは語学学習にも近いことが言えると思いますが、やはり環境と経験がいかに大切なものであるか、いま改めて実感しています。

 

Tomoko INUKAI
TAKEOFF Gold Coast代表

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