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日本語スピーチコンテスト ゴールドコースト
- 2023/08/23
- Mieko Pfitzner
- ゴールドコーストの学校生活,バイリンガル子育て
こんにちは。テイクオフゴールドコーストのフィッツナーです。
毎年8月にクウィーンズランド州の小・中・高校生のスピーチコンテストがあり、
ゴールドコーストはグリフィス大学のキャンパスにて行われます。
スピーチコンテストは、日本語の他にドイツ語、スペイン語、中国語、イタリア語、ロシア語、フランス語があります。
日本語部門で州で選考された生徒は、10月にシドニーで行われる全国大会に出場、1位の生徒には日本の往復航空券と7日間JRパスが贈られるそうです。
ゴールドコーストの学校の第二言語学習は、日本語・スペイン語・中国語・フランス語などがあり、
外国語に興味のある子供達は先生の推薦も手伝い、スピーチコンテストに出場するために毎日沢山練習をしています。
スピーチコンテストに出場しなくても、同じ内容を授業のテストとしてクラスの生徒の前で話すという事も学校によってはあるようです。
私の娘はコンテストには出ませんでしたが、小学生の頃、テストのためにスピーチの練習を家でしていました。
以前からスピーチコンテストの審査員のボランティアがある事は知っていても参加した事は無く、
今回、ご縁があって初めてスピーチコンテストの審査員のボランティアに参加してきました。
審査員をされた方たちは何等かの教育機関に携わっている方が多いような感じがします。
日本で育った・親が日本人であるなど日本がバックグラウンドにある生徒と無い生徒の2つのカテゴリーで、
小学生、中学生、高校生と各学年に分かれ、審査員2人の前でスピーチをします。
日本のバックグラウンドがある生徒には
・話すテーマは一部だけ設定あり(例:私の好きな〇〇)
・時間制限あり
・審査員はスピーチの後に生徒の話した内容から質問をする
という条件があり、生徒も審査員も緊張します。
私は今回、日本のバックグランドの無い高校生の生徒だったので、
時間制限も無く、決まった内容(部分的に自分の事が入る)、質問もスピーチした文章の中から決まった質問を2つ聞くという審査でした。
内容を全て暗記をして、用紙を見る事は出来ない、
最初と最後におじぎ(礼)をして、
質問に答えられるかというので審査をしていきました。
緊張して手が震えている生徒さん、自信があり外まで聞こえる大きな声でスピーチする生徒さんなど、全員一生懸命練習をして覚えてきたのが分かり、心を打たれました。
スピーチコンテストをする場所の外の広場にはステージでダンスや楽器演奏など催し物があり、緊張の中にもリラックス出来る場所もありました。
私の娘の通っているハイスクールも日本語学習をしており、今の課題は自分の好きなお祝い事というテーマで、パワーポイントを作りスライドショーを見ながら日本語でスピーチをするという事をしています。
他言語学習を通し交流が出来る事で、視野や世界が広がっていくのは頼もしく感じますね。
フィッツナー美恵子
TAKEOFF Gold Coast