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オーストラリアの学力試験、NAPLANとは?

  • 2021/06/24
  • Tomoko INUKAI
  • ゴールドコーストの学校生活,スカラシップ(特待生/奨学金)制度,バイリンガル子育て

皆さん、こんにちは。TAKEOFF Gold Coastの犬飼です。

ゴールドコーストの冬は、個人的に年々寒くなっているような気がします。朝晩ヒーターを入れたり、ダウンを着る機会も多くなりました。とはいえ、昼間はやはりポカポカ陽気。スクールホリデーの今、昨日も娘は海で泳いでいました(水は入ってしまえば冷たくないそうです)。

さて、今日は、オーストラリアの小中学生が公立私立問わず、必ず受験するNAPLANという全国統一学力診断テストについてご紹介します。

留学生でも対象学年であれば受験することになりますので、ぜひ、ご覧ください。

最近撮影したもの。秋から冬にかけて空気が澄んで気持ちが良いゴールドコースト。夕方になるとブルーとピンクのグラデーションがとても美しい空を眺めることができます。

NAPLANとは

National Assessment Program – Literacy and Numeracyの呼称です。

受験するのは、Year3、5、7、9の学年で、通学先の学校で、毎年5月の2週目に行われることが決まっています。公立私立問わず、原則としてオーストラリアで通学している生徒は、留学生などの一時滞在者を含め、全員が受験します。

試験科目は、
・reading
・writing
・language conventions (spelling, grammar and punctuation)
・numeracy
の4科目で、英語の読み書きと計算能力をはかります。

試験の目的

この試験が行われる目的は、生徒個々の学力を知ることよりも、各地域や学校、学年ごとの学力差を分野ごとに数値化してわかりやすく示すことにあります。NAPLANの結果により、学校や教師は、自分の生徒たちに「どの分野をより重点的に指導すべきか」という点がわかり、新たな教育方針を組み立てる際に役立てます。

2020年はコロナによりこのNAPLANも史上初めて中止されましたが、2021年は先月、行われました。また、過去の結果などは、公式サイトからも見ることができます。

2019年の結果はこちら
2019-naplan-national-report.pdf

Year3の問題例

市販のNAPLAN問題集

Year3の問題例

NAPLAN廃止の動きや
オンライン化の協議も常時進行しています

アカデミックスカラシップの申請時に提出する場合も

NAPLANの目的は、個人の能力や成績を評価するためではないと先述しましたが、個別にかなり具体的な試験結果が返却されますので、わが子の学力レベルや得意・苦手分野を知る一つの基準となります。

中学や高校入試が一部の特別コースを除き、原則としてありませんので、NAPLANの結果を進学等に使用する機会は通常はありませんが、もし、お子さまが各学校のアカデミックスカラシップ等に応募する場合は、スカラシップ学力試験に加えてこのNAPLANの試験結果を提出するよう求められる場合があります。

そのため、早い段階からそれを見越してNAPLAN対策のテキストやチューターなどで学習を進めている家庭もあります(が、稀です)。基本的には、通常の学校授業の中で学んだ内容で十分対応できる試験です。

学校ごとの結果が公表されることによる学校のランク付け

NAPLANの結果は、州や地域ごとだけでなく、各学校ごとにも詳細がランキング形式で発表されます。日本と違って、偏差値や大学進学実績等、学校のレベルを知るものさしが特にないオーストラリアでは、唯一、このNAPLANの結果はその学校の学力レベルを知る基準となります。

また、実際に特に私立の場合は、学校も「NAPLANで当校はGold Coastで1位獲得」などと広報に使う場合もあり、少なからずその結果を気にしているというのが現状です。

これが公立になると、NAPLANの結果が良い学校=優秀な子の多い学区となり、日本と同様に学区の人気に影響します。特にこちらでは、公立であっても学校ごとの特色(スポーツや芸術分野など)がありますので、NAPLANの結果(学力面)だけが学校選びの決め手になるわけではありませんが、基本的には学区制ですので、引っ越し先などを検討する場合に、その学区の学校についてリサーチする過程では、NAPLANの結果も一つの基準となっています。

留学生のエピソード

私立小学校へ長期留学を開始したあるお客様の場合は、4月の留学開始翌月にNAPLANがありました。当然、彼女にはNAPLANを受ける権利があったのですが、その生徒さんは学校側から「あなたはまだ英語も不安だと思うし、テストなど精神的にストレスになるでしょうから、無理に受けなくていいわよ」と、言われます。

ご両親は、「なんて思いやりのある学校か」と感激していましたが、実はこれは、学校としての平均点を下げたくなかったためだと後に判明します(苦笑)。まだ片言の英語しか話せない渡豪1か月目の生徒に受験させる必要がないのも理解できますが、なんとなく学校側の意図がわかってしまうと、がっかりですね。

(その生徒さんは結果的にその年は受験しませんでした)

 

ご興味のある方はぜひこちらをご覧ください。例題などが試せる公式サイト
NAP sample assessments

Tomoko INUKAI
TAKEOFF Gold Coast 代表

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