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2021年のオーストラリア留学に関する展望について

2021年の展望(2021年1月6日現在)

オーストラリア国内の状況について
豪州は、本年3月20日に事実上の国境閉鎖となってから現在もまだその状況が続いております。つい先日までは、私たちの住むQLD州の州境も閉ざされたままとなっておりました。QLD州境が豪州国内向けに全面的に解放された直後に、隣接するNSW州のシドニー周辺で複数の市中感染者(隔離用のホテルで働く従業員からの市中感染)が出たため、現在は各州とNSW州との移動制限が再び発生しています。QLD州では、生活に大きな制限や支障は出ておらず、ほぼコロナ発生前と同様の暮らしができております。現在、豪州人や豪州永住権を持つ海外からの帰国者は、軍や警察の管理下で空港から隔離施設へ強制連行されています。隔離期間中の14日間は部屋の窓も開けられない状況で過ごし、退所までに最低2回のPCR検査陰性を確認後に自宅へ戻ることができます。これらの海外からの帰国者からは、一定数のコロナ陽性者が出ていますが、強制隔離によって市中へ出ることなく管理されているため市民への影響はありません。

長期留学生向けの学生ビザ発行状況やオーストラリア入国について
現在、日本国内の感染状況が大変な状況であることは把握しておりますが、豪州政府は日本を含む特定の国を対象に、優先的かつ段階的に入国できるよう準備を進めています。対象は、ビジネス関係者と留学生です。この場合の留学生とは、「学生ビザ所持者」を指しています。13週間以上の留学には学生ビザが必要ですので、長期の留学生ですでに学生ビザを所有または現在申請中の方は、早く入国が許可される可能性があります。すでに、実験的に日本を含む一部の学生が豪州へ入国をしています。少し細かい話にはなりますが、通常この長期留学用の学生ビザを申請するには、準備期間として最低でも3か月、一般的には半年以上前から準備を始める必要がございます。先が読めない中ではありますが、国境が再開するということが周知されてから長期留学の準備を開始しては遅いため、すでに2021年1月(4月スタートへ延期)、4月、7月スタートの長期留学希望者は、昨年中から留学準備をし、学生ビザを持った上で国境再開または学生ビザ所持者向けの入国緩和を待っています。実際に、豪州移民局は2020年7月末ごろから学生ビザの発行を再開しており、ビザそのものは現在も順次承認されている状況です。今この時点で学生ビザの申請手続き、長期留学への準備を開始しておけば、時が来た時にスムーズに留学を開始できるというメリットがあります。また、万が一予定された留学開始時期に入国が叶わない場合は、移民局や学校側は無料で留学開始時期の変更を受け付けておりますので、準備を進めていたスケジュール通りにいかない場合も、費用面で追加となることはありません。ただし、スケジュールが立たないという最大のデメリットもあります。

短期留学生の入国見通しについて
TAKEOFF Gold Coastの実施する春休み/夏休みの短期留学プログラムなど、多くのお客様がもっとも対象となるのが、短期留学生として「観光ビザ(ETAS)」で入国をされるパターンです。この観光ビザ所持者とは、「不特定多数の外国人」を指します。休暇や留学などの理由に関わらず、観光ビザの場合は一括りとなるため、たとえ理由が留学などの教育的事情であっても、観光ビザでの行き来が自由にできる日が来るのはまだ先になると予想されます。つまり、オーストラリアへの入国に関し、現在は①国民と永住権保持者のみ、次に②ビジネス関係者や留学生(学生ビザ所持者)、最後に③観光ビザ(事実上の国境再開)という順序です。②が開始された段階で、③への予測も立ちやすいと思いますが、現時点では、②に関してさえ具体的な発表がありません。また、万が一、今後観光ビザでの入国が許可された場合にも、入国後の14日間強制隔離は残るものと思われます。現在、この強制隔離の費用は自己負担となっており14日間で1人約3,000ドル(3食込み)がかかります。精神面・費用面でのハードルが高いため、強制隔離がなくならない以上は、よほどの事情がない限り一般的な人々の日豪間往来は難しいと思います。

カンタス航空における国際線搭乗時のワクチン接種義務のニュース
これらの障害を解決する一つの手段が、ワクチンと言われております。豪州の航空会社カンタス航空は、現在一切の国際線運航を休止しておりますが、2020年11月の発表で国際線運航再開後は乗客にワクチンの接種を義務付けることを発表しました。正式に決定されれば、ワクチンを打っていない場合カンタス航空を利用できないことになります。また、これらの措置を他の航空会社も追随するようであれば、短期/長期滞在に関わらず、海外への渡航そのものの条件としてワクチン接種が必須となるため、ワクチン接種への抵抗がある場合や、ワクチン供給の状況次第では、国境問題とは別で計画通りに物事が進行できない可能性もあります

2021年の短期留学プログラムについて
本年の短期留学プログラムのキャンセル等により、航空会社やTAKEOFF Gold Coast発行のバウチャーをお持ちの方や、お子さまの学年等に関わるタイミングも考慮し、可能であれば2021年度中の留学をご検討の方も多いと思います。しかし、主に上記3,4のような事情から、2021年春休みの短期留学プログラムは開催不可能と判断しております。また、2021年夏休みの短期留学プログラムに関しましても、春休み同様に開催は厳しいと考えておりますが、留学生の受け入れそのものが豪州にとっては欠かせない産業の一つであり、ワクチンを含む何らかの対策のもとで今後、状況が変わる可能性は含んでおります。来年春ごろまでに、夏休みの受け入れめどが立つようであれば、希望者向けの個別プランなどで対応できればと考えておりますので、これに関しましては、動きがあり次第、また皆さまへご連絡をさせて頂きます。