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日本とオーストラリアの医療の違い

  • 2023/09/16
  • Mieko Pfitzner
  • その他,ゴールドコーストの暮らし

こんにちは、テイクオフゴールドコーストのフィッツナーです。

今回は日本とオーストラリアの医療の違い、今までオーストラリアで受診してきて私が感じた日本との違いや体験談を書いてみたいと思います。

 

オーストラリアに来て初めて受診したのは、歯の治療でした。

歯の治療は日本に比べて高額というのを聞いていたので、出発する前に日本で治療をしていきました。それでも、歯が欠けてしまい、オーストラリアに来たばかりでしばらく日本に帰る予定も無かったため、現地の歯医者へ行きました。それも26年前の砂漠地帯人口1000人のエアーズロックリゾートで!!当時現地ガイドをしておりました。

海外旅行保険は入っていましたが、歯の治療は保険に含まれていなかったため、全額支払いでAU$260でした。エアーズロックリゾートは歯医者が常駐しているわけではなく500Km離れた隣町のアリススプリングスから来られるため、週2日とか日にちが決まっていたのです。歯が欠けてから約3週間後に予約が取れて無事治療が受けられました。

永住者やオーストラリア人でメディケア(日本の国民健康保険のようなもの)を保持していても、歯の治療は、それに含まれていないので、全額支払うか、私的保険に加入をして何パーセントか戻ってくるという感じです。歯の治療のために日本へ一時帰国する人もいる位です。歯医者によって金額はかなり違ってきますが、歯の検診だけでもAU$150以上します。

学生ビザでOSHCに加入していても歯の治療は含まれていないですし、海外旅行保険も含まれているのがあったとしても、全額カバーではないと思うので、やはり日本にいる間に治療するの方が良さそうですね。

 

違いと言えば、風邪を引いた、胃が痛い、骨が折れた、婦人科系、耳が痛い、不安症、発達障害など日本だとそれぞれの専門医に直接行くと思いますが、オーストラリアではこのような場合でも先ずはGP(General Practice)と呼ばれる、診療所に行きます。

エアーズロックリゾートにいた頃、料理していた鍋のお湯が顔にかかり、やけどをした事があります。顔のやけどはそこのGPで処置が出来ましたが、別の件ではそのGPで処置できず緊急を要しロイヤルフライングドクター(医療用セスナ機)に乗ってアリススプリングスの病院へ行った事もあります。そんな時も最初はGPで診察を受けました。ロイヤルフライングドクターの事はまた別のブログで書きたいと思います。

GPで処置出来る事はそこで行われますが、診察医が専門医の診察が必要だと判断した時に、紹介状を書いてくれます。専門医から連絡を待つ場合や、自分で予約をする事もあり、そこから診察を受けるのにまた待ちます。もちろん緊急性がある場合は、緊急病院があるので、そこで治療を受ける事が出来ます。家族や友人の付き添いなどで緊急病院は数回行った事があります。26年も住んでいると色々ありますね。

レントゲンや血液検査などもGPに隣接している所もありますが、そうでない場合は別の場所に予約をしてそこで検査を受けた後、結果を後日GPに聞きに行くなど、日本に比べて多くの時間を費やしたりや場所移動などがありそれがいつも日本と比較する部分です。

日本に一時帰国した時、娘の手首にボーリングのボールが落ち、骨折していないかどうか診てもらうために整形外科に行き、その場で直ぐレントゲンをして確認をしてくれ捻挫だけだったというのが一瞬で分かった時は感激しました。息子がオーストラリアで骨折した時は、GPで診察を受けた後、別の場所に移動してレントゲンを撮りに行き、またGPへ戻りと2日がかりでした。

COVIDで受診方法も色々変化がありましたが、今は以前と同じように受診出来ています。

何も無いのが一番ですが、ゴールドコーストやブリスベンは日本語で医療が受けられるGPがあるので、そこは安心出来る部分の1つですね。

 

フィッツナー美恵子

TAKEOFF Gold Coast