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オーストラリア 時給の高さは世界一!

  • 2021/04/12
  • Hitomi MATSUNO
  • ゴールドコーストの暮らし

こんにちは。TAKEOFF Gold Coast日本スタッフのHitomiです。

今回は、オーストラリアの最低賃金の高さに驚いた話、オーストラリアの労働環境や働き方についてご紹介したいと思います。

まず、我が家の子どもたちの現地校を決める際、とあるエージェントさんにお願いをして興味のある学校のスクールツアー(学校見学)に参加しました。その際の費用は、1校につき100ドル。現地集合・現地解散で同行してもらった時間はわずか1時間ほどでした。

当時は相場もわからずに、少し高いなあと思い
「高いですね。こんなものなのでしょうか?」とエージェントさんに尋ねましたが、
「はい、当社はこの金額設定でお受けしております」(何かご不満でも?)という雰囲気でのお返事でした。

それから随分とたって、現地で生活をするにつれ、この金額設定に納得できたのです。

オーストラリアは世界一、最低賃金が高い

2020年6月現在、オーストラリアの最低賃金は19.84/per hour (日本円にして1,650円程)と国の法律で決められています。これはあくまでも16歳から20歳迄の金額で、年齢が上がるに連れて賃金も上がっていきます。

そして、勤務体系がフルタイムではなくカジュアル勤務(有給、病欠手当なし)だと最低賃金が25%増しの24.8ドルになります。そしてそして、カジュアル勤務の土曜日の出勤は更に1.5倍、日曜、祭日に働いた場合は時給が2倍になります。

例えば、日曜日にカフェのホールで仕事をしたら、時給50ドル×6時間=300ドルを1日に稼げてしまう計算になります。

なぜこの様な高い時給を可能にするのか

簡単に言うと、オーストラリアは資源国である、移民による人口の増加、シドニーオリンピック以降、経済は右肩上がり、それによる物価の上昇で賃金を引き上げる事が出来ている、という訳です。

できる限り雇用を避けたい経営者

一方、労働賃金の上昇により、経営者からしたら人手が要らない場所は、とことん自動化に変更する!そうせざる負えない現状もあります。ゴールドコースト市内の大手スーパーに並ぶ、セルフレジ。

空港や公的手続きにも機械化の流れ

シドニーの空港にあるスマートゲートは、通常人間が行う入国審査と税関の仕事を自動化したもの。

日曜日のショッピングセンターは16時閉店

そして、私がゴールドコーストに行って一番驚いた事は、日曜日のショッピングセンターの閉店時間がとっても早い事。16時には閉店です(一部スーパーは除く)。2倍の賃金を支払わないといけないオーナーからしたら、早々に閉店にしたいのも、納得です。

そしてこれもびっくりした事の一つに、祝日にオープンしていたハンバーガーショップに行ったら

『今日は祝日、お会計は15%増しね!』と堂々と書いてあったことです。

オーストラリアでの外食は、人件費の高さからも分かる様に日本に比べたらそもそも高いのですが、祝日に食べたハンバーガーが、20ドルになった事は今でも忘れません。

オーストラリアの自由な働き方

オーストラリアの働き方の自由さ、柔軟さは、日本とは随分と違う事を実感しています。是非日本にも取り入れて欲しいものですが、基本的にフルタイムワーカーは、年間に4週間の有給休暇が与えられているため、子供がホリデーシーズンに入ると、有給休暇を利用して家族で旅行に出かける家族を多く見てきました。

それは学校の先生であっても当然の権利、担任の先生が子供より先にホリデーに入り学期の最終日に来ないという事もありました。

『先生が先にホリデーに行っちゃうなんて、信じられない〜!』と思った当時の私でしたが、
『先生、楽しんで来てね!』と声を掛けるオージーママ達を見て、

お互いが家族との時間を大切にしよう、人生を楽しもうね!と言う根本にあるの思いが、なんて素敵なんだと気がつきました。

働き方のフレキシブルさは公務員も同じ、8時間半働けば、いつ出社しても良いと言うシステムを導入している職場も多いそうです。子供の学校で出会った警察官のパパは、いつも3時に息子さんのお迎えに来ていました。

日本ではあまり想像が付かない光景。オージーには当たり前の働き方なのかもしれませんが、当時の私には?だらけの状況に、思わず

『いつもパパのお迎えなんですね!』と聞くと、
『奥さんは学校の先生で、僕より終わる時間が遅いんだ、その分僕は朝早くに出勤して、送り迎えを分担しているんだ』と教えてくれました。

仕事と家族、お父さんとお母さんの働き方のバランスをサポートする事が出来る労働環境は、日本の労働環境からしたら、本当にうらやましい限りで、是非取り入れてもらいたいと思うのです。

一方では、こんな難点も?

しかし未だに、もう少し融通を利かせてくれたら良いのにな〜と思う働き方が一点あります。

オーストラリアは業務が担当制の事が多く、例えば担当者が有給休暇等で不在の場合、その担当者が職場に戻る迄、代理の人が対応をしてくれる様な事は滅多にありません。それは、私の業務ではないからと、クライアントを待たせる事に悪気は一切ありません。

大事な書類を作成してもらう依頼をお願いした事がありますが、担当者はホリデー休暇中に入りました、○○日にしか戻りませんと言われ、焦る気持ちを抑えつつ待つしかない状況になった事がありました。

やはり、その国の働き方に対する意識を受け入れるしかないのだなと痛感しました。

労働環境は、世界各国によって違い、働く人の意識も違うので、一概にどちらが『良い、悪い』とは言えないのかもしれませんが、オーストラリアでの働き方を知る事が出来たのは『自分や家族を大切にする為に、仕事のバランスを考える』と言う事を学ぶ、とても良い切っ掛けになりました。

TAKEOFF Gold Coast
日本スタッフ Hitomi

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