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オーストラリア家族移住の実務的エピソード(2)

  • 2021/10/28
  • Tomoko INUKAI
  • ゴールドコーストの暮らし,海外移住・家族移住について

こんにちは。TAKEOFF Gold Coastの犬飼です。

最近のオーストラリアには、明るいニュースが飛び交っています。NSW州発着限定ではあるものの、11月からオーストラリア国民と永住権所持者の海外旅行が再開になり、ワクチン接種者は、自宅隔離または隔離なしでもよいというこれまでの厳しい管理から考えると驚くような展開です。

また、長らく州境の制限を厳しくしていた私たちの住むQLD州でも、クリスマスまでに他州との自由な行き来を再開する見込みですが、こちらも原則としてワクチン接種者に限っての自由となります。

こうした小さな動きから始まって、1日も早く、留学生がオーストラリアへ戻る日が来ることを願っています。

さて、今回のブログでは、前回の投稿と関連して家族移住の実務的エピソード(2)となります。海外で家を借りるという大きなミッションに関する内容です。

オーストラリアの住まい選びのベースは、オンライン。借り手にとっては効率的なシステム。

移住を決め、家をどうするか考えたとき、オーストラリアに住む知人から「家を探すならこのサイトを見て、選んで、気に入ったらインスペクション(内覧)に申し込みだよ」と教えてもらったのが、こちらのサイトでした。

https://www.realestate.com.au/

オーストラリア中、様々な不動産会社の持つ物件が「買う」「借りる」「売る」などの項目ごとにいっぺんに検索できます。そして、気に入った物件があれば、そのままインスペクションの予約をして、指定の日時に現場に行くことで、実際に物件を見ることができます。

インスペクションは、個別の方が稀で、あらかじめ不動産会社によって日時が指定されていることが多く、人気の物件であれば同時に10組、20組と見学者が集まることもあります。

最近でこそ、コロナの影響も含めて、様々なことが急速にオンライン化していると言えるものの、昭和世代の私たちにとっては、日本で家を借りるとなれば、地元の不動産屋に行き、紙ベースの物件案内から気に入ったものをいくつか選んで、「では行きますか」と、担当さんと1軒ずつ回るような、そんなイメージでした。

日本にいながら、物件に目星が付けられるという利便性にありがたみを感じながら、漠然と、オーストラリアは進んでるなあ、と思ったことを覚えています。

(この点は、実際の移住後も様々な制度や場面に直面した際、日本に比べて効率的なオンライン化などを感じることになります)

移住前に弾丸3泊5日渡豪で住居を決定

私たちが家族で移住したのは、3月の末でしたが、3月の1週目に夫婦だけでゴールドコーストを訪問し、その3日間で借りる家を決めることにしました。

当時は、日本人の不動産エージェントの担当の方に1人付いて頂き、事前に日本で目星をつけていた物件をその3日間で回れるよう、個別に手配してもらいました。先ほどお伝えしたように、基本的にはインスペクションは日時が決められているので、事情を説明したうえで、無理を言って特別に手配してもらったことになります。

実際には、4、5軒ほど回ったと思います。ゴールドコーストの右も左もわからない私たちに勧められたのは、設備とセキュリティのよい集合住宅やアパートメント。集合住宅は、こちらでは、タウンハウスと呼ばれるもので、主に、ゴルフ場の中などセキュリティの良い場所にあり、プールにジム、バーベキューエリアなどの共用設備も充実しています。アパートメントは、日本でいうマンションに近く、同様にプールなどの共有設備が充実しています。

日本では考えれないほど、こちらには「戸建ての賃貸物件」も多いのですが、やはり、庭やプールの管理が素人には難しく、セキュリティの観点からも土地勘が付くまでは避けた方がよいとアドバイスをもらいました。

まだ前の住民が生活しているところで行われるインスペクション(内覧)!

ところで、このインスペクション(内覧)について、本当に驚いたことがあります。どの家も、「まだ前の住民が住んでいる」ところへ、ずかずかと見学に入るのです。

朝ごはんの片付けもそのまま、洗濯物は山積み、ペットがうろうろ、貴重品もその辺に…

最初の家選びの後もいくつか物件を回り、引っ越しも経験しているのですが、これまでに何度このような家に入ったことでしょうか(もちろん、ピッカピカのおうちもありました)。

物件を見るより、住民の生活に目が行き、とてもじゃないけれど自分がここに住む姿を想像できないということが多くありました。同時に、私の住まいがこうやって人目にさらされるのは耐えられないなと。オーストラリア人のおおらかさ(気にしなさ)を感じます。

現実的な理由はシンプルで、家賃が週払いのオーストラリアでは、「自分たちが出るタイミング」と「次の人が入るタイミング」、この期間を少しでも短くし、家賃の二重払い期間を減らしたい狙いがあります。そのため、住んでいるうちから内覧してもらい、少しでも早く次の住民を見つけたいのです。

賃貸契約は半年や1年などがほとんど

賃貸契約は、基本的には半年単位や1年での更新です。仮に1年で契約をして、それより早く退去することになった場合は、「次の入居者を探すための広告宣伝費」を支払い(サイトへ掲載する手間賃程度でそんなに高額ではありません)、次の入居者が決まれば、契約を中止できます。

しかし、契約を残したまま退去してしまい、次の入居者が決まらなかった場合は、自分たちの契約期間中は住んでいなくとも「家賃の支払い義務」が生じます。

こうしたリスクがあるので半年契約などが好ましいと思いますが、貸主にとっては、候補者が多くいる場合、長期契約する借主に魅力があるため、人気物件の場合は、1年以上の契約や、家賃の一括払いなどで候補者がアピールすることもあります。

私たちも最初の家は、複数人の応募があったため、家賃の半年一括払いを提示し、実際にそのように決まりました。

家賃は週払いと言いましたが、週払いではなく、月ごと、数か月ごとに支払うことも可能です。

貯金をしないお国柄と聞くこともあるオーストラリア。給与が週払いの場合もあるため、収支のバランスとタイミングが少しずれると、普通の人が、「大変っ、来週の家賃が払えないわ!」という嘘みたいな話もたまに聞きます。

TAKEOFF Gold Coast 代表
Tomoko INUKAI

TAKEOFF Gold Coastでは現在、学生ビザでの入国となる長期留学生(13週間以上)のみ新規お申し込みを受け付けています。観光ビザでの入国となる短期(12週間以下)の留学希望者に関しましてはオーストラリアの国境再開決定後に募集を再開いたします。

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